てんかん
epilepsy
てんかんとは

けいれん発作を複数回繰り返す時、てんかんといいます。小児期に診断された方、脳卒中や頭部外傷後のてんかんの方が多く、ほとんどの患者様は他院でてんかんと診断がついてから受診されます。近年、高齢者のてんかんが増えています。全身を震わせるけいれんではなく、突然フリーズしたようになり、声掛けをしても返事がない、などの症状です。認知症に伴うこともあり、ご家族が気付くことがありますので、気になったときはご相談ください。
顔面のけいれんの場合は「顔面けいれん」のページをご参照下さい。
治療について
てんかんの治療は、薬物治療(服薬治療)が主流です。
患者様に気を付けていただきたいことは下記のようなことです。
- 毎日規則正しく服用する
- 生活リズムを整え、暴飲暴食・睡眠不足を避け、健康的な生活を送る
- 勝手に服薬を中断しない
睡眠は6〜8時間位とりましょう。食事は規則正しくとることが、薬の作用を安定させることにもつながります。アルコールはてんかんを誘発することがありますので、飲み過ぎないようにしましょう。 無理なく服薬が継続できるよう、投薬内容に配慮します。
薬物の血中濃度、副作用のチェックのため6〜12ヶ月毎に血液検査を行います。